債務整理を相談するタイミング

１　弁護士に相談するタイミング

借金問題でお悩みの方の場合、どのタイミングで弁護士に相談するべきかわからない」という方もいらっしゃいます。

借金に関しては、返済を継続していくことが難しい場合には、できる限り早いタイミングでご相談いただくことをおすすめいたします。

２　借金問題を早く解決できる

借金を完済できる目途が立っていて返済を続けていけるというのであればよいのですが、完済の目途が立たず、直近の返済も難しいというような状況であれば、お早めにご相談いただくのがよいかと思います。

中には、借金を返済するために、他の業者からさらに借金をする方もいらっしゃいますが、問題を先送りするだけで、どんどん借金総額が増えていってしまうこととなりますので、良い方法ではありません。

返済ができないのであれば、早めに債務整理に取りかかった方が、早く借金問題を解決し、生活を立て直すことができる場合が多いといえます。

３　訴訟や強制執行を避ける

返済ができないと、債権者から取立てを受けるだけでなく、訴訟を起こされ、強制執行がなされるおそれがあります。

その過程の中で、家族等の周囲の人にも借金について知られてしまうこともあり得ます。

そのようなリスクを避けるためにも、お早めに債務整理についてご相談いただくことをおすすめいたします。

４　債務整理の選択肢が増える

債務整理には、大きく「任意整理」「個人再生」「自己破産」があり、それぞれ有利な点、不利な点があります。

どの方法をとるかによって、家や車などの財産を残せるかどうかや、債務整理後の返済額などが違ってきます。

債務整理をする時点での債務者の借入状況や収入等の状況によってどの方法がとれるかが異なりますので、できるだけ早いうちにご相談いただいた方が、選択肢が増える可能性があります。